アドニス 【ギリシャ神話】

アドニス(Adonis)
アドニス。ギリシャ神話に登場する人物。フェニキア王キニュラスとその娘ミュラの息子。ミュラが姿を変えたミルラ(没薬)の木に猪がぶつかり、それによって出来た木の割け目より生まれた。アドニスは赤ん坊の頃から美しく、その姿にアフロディテ神とペルセフォネ神が恋をした。成長したアドニスはゼウス神の裁定により1年の3分の1をアフロディテ神と、3分の1をペルセフォネ神と過ごし、残りの3分の1を自由にしても良いと言う事になるが、アドニスは自由にして良い期間もアフロディテ神と共にいる事を選ぶ。アドニスは、その後、狩をしている時に突進して来た猪の牙に突き刺され死亡。アドニスの死によって流された血からはアネモネの花が咲いたと言う。このアドニスを刺し殺した猪はペルセフォネ神よりアフロディテ神とアドニスの仲を聞かされて怒ったアレス神が姿を変えたもの(あるいは送り込んだもの)だと言われる。また、アレス神ではなくヘファイストス神やアルテミス神だとされる事もある。
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