デメテル(デーメーテール)神/ケレス神 【ギリシャ/ローマ神話】

デメテル神(Demeter)/ケレス神(Ceres)
デメテル神(...しん)。デーメーテール。ギリシャ神話に登場する女神。ローマ神話の作物と豊穣の女神ケレス神と同一視される。クロノス神とレア神の娘。ゼウス神(ローマ神話のユピテル(ジュピター)神)との間にペルセフォネ(ローマ神話のプロセルピナに相当)を作る。大地の豊穣を司る女神。娘のペルセフォネ神がハデス神によって冥界に連れ去られた後、天界から地上に降り、地上を放浪した。この間、地上は荒廃する。その後、ペルセフォネ神は冥界から地上に戻る事になるが、ペルセフォネ神は地上に戻る前にハデス神に差し出された柘榴を一口食べてしまい、冥界の食べ物を食べた事により一年の内の4ヶ月間(柘榴一口分)を冥界で過ごさなければならなくなった。それ以来、デメテル神は一年の内で娘に会えない4ヶ月間を嘆き続けて過ごす事になる。ペルセフォネ神がハデス神に連れ去られてから荒廃していた地上は、ペルセフォネ神が冥界から戻って来ている期間は豊穣の女神デメテル神の喜びにより再び作物が実るようになったが、ペルセフォネ神が冥界で過ごす4ヶ月間はデメテル神の嘆きにより「作物の実らない期間」になったと言われる。オリンポス十二神の1柱。
【神話】【ギリシャ神話】【ローマ神話】
TOPへ