セクメト神 【古代エジプト神話】

セクメト神(Sekhmet)
セクメト神(...しん)。古代エジプト神話の神。夫は創造神プタハ。プタハ神との間にネフェルテム神を作る。老神ラーを称えようとしない人間を殺すためにラー神によって地上に送られた女神。地上に降りたセクメト神は狂気に任せて次々と人々を虐殺したが、セクメト神の行ったそれは地上から人間を消滅させかねないほどのものであったため、最終的には送り主であるラー神によって止められ、その後、セクメト神は狂気を取り除かれ静められた。ラー神は血(セクメトの好物)のように赤いビールを飲ませ、酔わせる事によってセクメト神を止めたと言う。ライオンの頭部を持ち、赤い衣服を身に付けた姿で描かれる。頭部の上には聖蛇(ウラエウス)の付いた太陽円盤を乗せている。メンフィスの三柱神の一柱。
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