カバラ関連の本 [ 魔術書ライブラリー ]

ヴェールを脱いだカバラ

「ヴェールを脱いだカバラ」( Amazon.co.jp )。S・L・マグレガー・メイザースによる「光輝の書(ゾハール)」の部分訳です。「光輝の書(ゾハール)」はカバラの基盤を構成する重要文献であり、カバラを学ぼうと思っている人には必読の書になります。カバラの初心者には内容が多少難しい部分もあると思われるため、初心者は初心者向けに書かれた簡単なカバラの入門書を読んでからの方が良いかも知れません。
【★★★★★】【カバラ】【基本】【必読】

  • はしがき(モイナ・マグレガー・メイザース)
  • 序説(S・L・マグレガー・メイザース)
  • 隠された神秘の書/「光輝の書(ゾハール)」部分訳
  • 大聖集会/「光輝の書(ゾハール)」部分訳
  • 小聖集会/「光輝の書(ゾハール)」部分訳
  • さくいん
  • 邦訳者解説
  • マグレガー・メイザース・ストーリー ~ 栄光の魔法騎士 ~

柘榴の園

「柘榴の園」( Amazon.co.jp )。イスラエル・リガルディ著。生命の樹(セフィロト)、10のセフィラ、22の小径(パス)、ゲマトリアなど...カバラの基礎知識が一通り書かれています。扱う内容はカバラの基礎事項に終始しており、簡単で分かりやすいため、カバラ初心者には良き入門書になると思います。初心者は必読です。反面、カバラに少しでも詳しいと言う人には既知の情報ばかりになると思われます。
【★★★★★】【カバラ】【初心者向け】【基礎知識】【必読】

  • 序文
  • 第一章 歴史的考察
  • 第二章 ピット
  • 第三章 セフィロト
  • 第四章 径
  • 第五章 アダム・カドモン
  • 第六章 文字に関するカバラ
  • 第七章 続・文字に関するカラバ
  • 第八章 梯子
  • 第9章 入門儀礼(イニシエーション)の魔法
  • 附録 真の治療の技術
  • 附録 魔術の技法
  • 解説

神秘のカバラー

「神秘のカバラー」( Amazon.co.jp )。ダイアン・フォーチュン著。カバラの基本的な知識をまとめた本です。生命の樹の構造や各セフィラなどに就いて分かりやすく書かれており、カバラ初心者にはおすすめの一冊です。同じく初心者向けの本である「柘榴の園」と比べると特に「10のセフィラ」に就いてが掘り下げられており、「10のセフィラ」の理解を深めるためにはこちらの方が役に立つと思います。
【★★★★★】【カバラ】【初心者向け】【基礎知識】【必読】

  • 第一部
    • 第一章 - 「西洋人のヨーガ」
    • 第二章 - 「小径」の選択
    • 第三章 - 「カバラー」の方法
    • 第四章 - 「書かれざるカバラー」
    • 第五章 - 「否定的存在」
    • 第六章 - 「オツ・キィム」、「生命の木」
    • 第七章 - 「至高の三角形」
    • 第八章 - 「木」の原形
    • 第九章 - 「四つの世界」における「十のセフィロート」
    • 第十章 - 「木」の「小径」
    • 第十一章 - 主観的「セフィロート」
    • 第十二章 - 「木」の神々
    • 第十三章 - 「木」に対する実践行
  • 第二部
    • 第十四章 - 一般的考察
    • 第十五章 - 「ケテル」、「第一のセフィラー」
    • 第十六章 - 「コクマー」、「第二のセフィラー」
    • 第十七章 - 「ビナー」、「第三のセフィラー」
    • 第十八章 - 「ケセド」、「第四のセフィラー」
    • 第十九章 - 「ゲブラー」、「第五のセフィラー」
    • 第二十章 - 「ティファレト」、「第六のセフィラー」
  • 第三部
    • 第二十一章 - 「四つの低次のセフィロート」
    • 第二十二章 - 「ネツァク」
    • 第二十三章 - 「ホド」
    • 第二十四章 - 「イエソド」
    • 第二十五章 - 「マルクト」
    • 第二十六章 - 「クリフォート」
    • 第二十七章 - 結論
  • 解説 - 大沼忠弘

実践カバラ―自己探求の旅

「実践カバラ―自己探求の旅」。カバラを使った魔術の入門書です。弛緩(リラックス)、呼吸法、視覚化、タットワの行法、中央の柱、パスワーキングなどの魔術的訓練の具体的な方法から儀式魔術に必要な道具や儀式魔術の方法まで一通り書かれており、この一冊でカバラを基本とした魔術の訓練から実践までが行えるようになっています。しかし、この本は魔術の入門書として書かれている本であり、カバラの入門書として書かれている訳ではないため(ページ数の都合もあると思いますが)カバラに関しての知識はそれほど多くは書かれていません。魔術の訓練や実践に興味がある初心者にはおすすめですが、これからカバラを学びたいと思っている初心者は別の本を探した方が良いと思います。また、この本は魔術的な知識や経験のない初心者でも魔術の訓練や実践が出来るように工夫されて書かれていますが、それでも初心者はこの本を読む前に一冊でも良いのでカバラの入門書を読んおいた方が良いと思います。
【★★★★☆】【魔術】【カバラ】【初心者向け】【基礎】【実践】

  • 魔法 アストラル・ライトの科学技術 - 序に代えて
  • I 実践カバラ入門
    • 秘儀の基本文法 - はじめに
    • 第1章 最初の一歩
    • 第2章 修行体系
    • 第3章 神殿形成
    • 第4章 ヴィジョンの窓
    • 第5章 中央の柱
    • 第6章 道行き(パスワーキング)
    • 第7章 イシス神殿献納儀式
  • II 身体へ
    • ソーマ 神像か牢獄か ギリシア人の肉体観素描
    • 神々の肉体 偶像崇拝論の試み
    • 体を練る 私のアスケーシス体験
    • 色の階段 アストラル・ライトの色彩体験
  • あとがき

現代魔術大系 4 カバラ魔術の実践

「現代魔術大系 4 カバラ魔術の実践」( Amazon.co.jp )。ウィリアム・G・グレイ著。この一冊でカバラの基本的な知識から生命の樹を中心としたカバラの実践方法まで一通りが学べるようになっています。ページが進むに連れて基礎から応用へと移り変わって行く構成になっており、「カバラの教科書」ようでもあります。しかし、著者のカバラの解釈には少し癖があるように感じられ...勿論、個々で違ったカバラの解釈があっても構わないのですが...カバラや生命の樹に就いて知りたいと思っている人が読む「最初の一冊」には向いていないように思います...。初心者から抜け出して自分一人でカバラの解釈を進められるようになったならば考え方の幅を広げるために読んでみるのも良いと思います。
【★★★☆☆】【カバラ】【基礎知識】【実践書】

  • 著者について
  • 序論
  • 第一部 カバラの知覚
    • 第1章 起源から始める
    • 第2章 「無」の価値
    • 第3章 サークル・クロスの目的
    • 第4章 元素のエネルギー
    • 第5章 大天使の属性
    • 第6章 「木」の考察
    • 第7章 創造の概念
    • 第8章 引続き創造について
    • 第9章 「柱」と力
    • 第10章 内的世界と外的世界
    • 第11章 「小径」の配置
    • 第12章 文字による学習
  • 第二部 カバラの実践
    • 第13章 創造力について
    • 第14章 パスワーキング
    • 第15章 「木」と「タロー」
    • 第16章 連想と観念
    • 第17章 「小径」と「人間」と「場所」
    • 第18章 意識の符号化
    • 第19章 性の象徴学(シンボロジー)
    • 第20章 排泄の秘儀
    • 第21章 「木」の思考法
    • 第22章 儀式と式次第
    • 第23章 儀式の原理
  • あとがき
  • 訳者あとがき

現代魔術大系 6 QBL カバラの花嫁

「現代魔術大系 6 QBL カバラの花嫁」。フラター・エイカド。フラター・エイカドはアレイスター・クロウリーの弟子だった人物です。「カバラの花嫁」にはカバラの基本的な事が多く書かれていますが...その一方でフラター・エイカド独自の大胆な解釈が持ち込まれており、生命の樹の配属などは最終的には伝統的なものと比べると大幅に変更されています。フラター・エイカド独自の解釈が余計な混乱を招く可能性もあるので初心者にはおすすめ出来ないと思います。初心者から抜け出して自分一人でカバラの解釈が出来るようになったならばカバラや生命の樹に対する解釈の幅を広げるために読んでみるのも良いと思いますが...。
【★★★☆☆】【カバラ】【基礎と応用】

  • 序論
  • 第I章 「創造過程」のカバラ的概念である「生命の木」の形成について
  • 第II章 ヘブライ語アルファベットにおける照応の自然的基盤について
  • 第III章 22の「小径」とその「イェツィラー」的属性および色彩の照応について
  • 第IV章 「タロー」の切り札およびそのヘブライ語アルファベットへの割り当てについて
  • 第V章 発音すべからず「御名」および「四界」と、「タロー」の小アルカナへのその照応について
  • 第VI章 「大宇宙」と「小宇宙」についておよび「生命の木」によるその統合と「大いなる作業」の完成について
  • 第VII章 文字のカバラおよび「ゲマトリア」「ノタリコン」「テムラー」の方法について
  • 第VIII章 数字、象徴および同種の問題について
  • 第IX章 過去、現在、未来について
  • 第X章 王国と花嫁について
  • 補遺
  • 訳者あとがき
  • 解説 秋端勉
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