魔術師の初歩の訓練 [ 魔術師入門 ]

魔術のための基礎訓練

三つの基礎的な訓練

魔術師になるために最初に行う訓練は座法、弛緩、呼吸法の三つです。

  • 座法(アーサナ)
  • 弛緩
  • 四泊呼吸法(プラーナ呼吸法)

この座法、弛緩、呼吸法の三つは瞑想、アストラル体投射、中央の柱などの訓練を行う際や、その先の魔術を行う際に必要となる「身体の状態」を作り出すためのものです(即ち、心を扱う前にそれに適した身体の状態を作るためのものです)。地味な訓練ですが、重要な訓練です。

座法(アーサナ)

座法(アーサナ)

一定の姿勢で長時間いられるための練習をします。座法には多くの種類がありますが、ここでは椅子を使った代表的な座法と椅子を使わない代表的な座法を一つずつ紹介します。

神の姿勢

「神の姿勢」は椅子に腰を掛けて背筋を伸ばして両手を膝の上に置いた姿勢の事です。椅子に姿勢良く座っている姿です。「神の姿勢」の座法を練習する椅子は回転しない椅子が良いと思います。

蓮華座

「蓮華座」は両足を結んだような形して座る姿勢の事です。両手は掌を上に向けて、結んだ両足の真ん中に置きます。座禅している人の姿と同じです。こちらの座法は「神の姿勢」よりも幾分か苦痛が伴うかも知れません。

座法(アーサナ)での目標

最初は5分、次に10分、15分と言ったように時間を増やして行き、最低でも30分程度は出来るようになっておきます。

弛緩(リラックス)

弛緩(リラックス)

身体を緊張と弛緩の中間状態にする練習をします。

弛緩の練習は自分の好きな姿勢...座ってる状態、直立した状態、寝ている状態...で行います。初めての時は寝ている状態が一番楽なのではないかと思います。

好きな姿勢になったら全身を弛緩させて行きます。慣れない内は部分的に順番に弛緩させて行くのが良いと思います。弛緩の基本的な方法は「力を掛けた後に力を抜く」です。例えば手を弛緩状態にさせたい場合は何秒間か手の筋肉に力を入れてその後に力を抜くようにします。各部分を順番に弛緩させて行き全身にまで弛緩状態を広げる事が出来たら、そのままの状態を保つようにします。

弛緩での目標

時間を掛けずに簡単に全身の弛緩状態を作り出せるようになっておきます。

四泊呼吸法(プラーナ呼吸法)

四泊呼吸法(プラーナ呼吸法)

  • 息を吸い込みながら心の中で四つ数える
  • 息を止めて心の中で二つ数える
  • 息を吐き出しながら心の中で四つ数える
  • 息を止めて心の中で二つ数える
  • 同じように吸う、止める、吐く、止めるを繰り返す

規則正しい呼吸が行えるように練習します。上記は4-2-4-2のリズムになっていますが、これは4-4-4-4でも良いと思います(こちらは慣れない内は少し苦しいかも知れません)。

四泊呼吸法(プラーナ呼吸法)での目標

「四泊呼吸」を普通の呼吸と同じように無理せず自然に行えるようになっておきます。

三つの訓練の複合

一つ一つの訓練に慣れて来たら次はそれらを複合させた訓練を行います。

例えば...蓮華座で座り、弛緩を行い、その状態を継続しながら四泊呼吸法を行う...と言ったようにです。

三つ重ねる事が難しいようであれば最初はどれか二つだけで行ってみるようします。

複合訓練での目標

座法、弛緩、四泊呼吸法の複合状態を簡単に作り出せるようになっておきます。

TOPへ