ヘラクレス/ヘルクレス 【ギリシャ/ローマ神話】

ヘラクレス(Herakles)/ヘルクレス(Hercules)
ヘラクレス。ギリシャ神話に登場する英雄。ローマ神話ではヘルクレス(英語読みではハーキュリーズ)と呼ばれる。ゼウス神とアルクメネ(テーベの将軍アンフィトリュオン(アムピトリュオン)の妻となる人物でペルセウスの孫)の息子。ゼウス神の妻、嫉妬深いヘラ神によって狂気を植えつけられた事により自分の息子を火に投げ入れて殺害してしまう。その後、正気に戻ったヘラクレスは贖罪の道を求めてデルフォイでアポロンの神託を受け、その神託に従いミュケナイ王エウリュステウスに仕えて命じられる10の仕事を行う事になる。エウリュステウス王がヘラクレスに与えた仕事は二つのやり直しを含めて全部で12...ネメアの獅子退治、レルネの沼のヒュドラ退治(無効)、ケリュネイアの鹿の生け捕り、エリュマントスの猪の生け捕り、アウゲイアスの家畜小屋掃除(無効)、ステュンファロス(ステュムパリデス)の鳥退治、クレタの牡牛の生け捕り、ディオメデスの人喰い雌馬の生け捕り、アマゾン族女王の腰帯の奪取、ゲリュオンの飼い牛の生け捕り、ヘスペリデスの黄金の林檎の入手、地獄の番犬ケルベロスの生け捕り...エウリュステウス王がヘラ神に唆されていたためヘラクレスに与えられた仕事はどれも困難なものばかりとなった。英雄ヘラクレスは死後、ゼウス神より不死を与えられ、神として天界に迎え入れられる。そしてヘラ神とも和解し、ヘラ神の娘である青春の女神ヘベと結婚。ヘスティア神に代わりオリュンポスの十二神の1柱を担う存在となった。
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