オルフェウス 【ギリシャ神話】

オルフェウス(Orpheus)
オルフェウス。オルペウス。ギリシャ神話に登場する人物。トラキア王オイアグロスとムーサのカリオペの息子。あるいはアポロンを父とする。妻はニンフのエウリュディケ。竪琴の名人であり、その音色は神や人間や動物だけでなく無生物までをも魅了したと言われる。オルフェウスは結婚して間もなく妻エウリュディケを毒蛇に噛まれて失う。エウリュディケを失ったオルフェウスはエウリュディケを連れ戻すために冥界へと出向き、そこで竪琴の音色によってハーデス神の妻ペルセポネ神の心を動かし、ハーデス神にエウリュディケを地上へと連れて帰る許しを得た。その際に「冥界を出て地上に辿り着くまで決して後ろを振り返ってはならない」と言う条件をハーデス神より出されたオルフェウスはエウリュディケを連れて後ろを振り返る事なく地上への出口を目指すが、地上への出口が見えたところで不安からエウリュディケのいる後方を振り返ってしまう。オルフェウスが振り返るとエウリュディケの姿は消えてなくなり、ハーデス神の出した条件を守りきれなかったオルフェウスはこれによって永遠にエウリュディケを失う事となった。その後、オルフェウスはオルフェウス教を広めて歩き、オルフェウス教の開祖となったと言われる。
【神話】【ギリシャ神話】
TOPへ