占星術関連の本 [ 魔術書ライブラリー ]
占星術大全
「占星術大全」。ジャン・カレルズ著。占星術の成り立ち・発展・進歩、占星術と歴史や地域の関わり、天体の運動、ホロスコープ、アスペクト、三特質、四元素、十惑星、黄道十二宮などに就いて扱った内容になっており、「みずがめ座の時代(アクエリアン・エイジ)」に向けた形で書かれているのが特徴です。この本は占星術の本としての基本は抑えてありますが...余り詳しい解説や情報は掲載されておらず、内容的に少し物足りない感じを受けます...「大全」とは名ばかりと言われてしまいそうです。また、占星術の実践本ではないのでホロスコープの具体的な作成方法や解読方法は載っていません。占星術の知識が全くない人であれば得るものはあるかも知れませんが、占星術の知識を一通り持っている人にはこの本は必要ないのではないかと思います。巻末には本編よりも多くページ数を割いた「占星術と天文の事典」が付いています。
【★★☆☆☆】【占星術】【入門者向け】
- 序
- 占星術の話
- 先史時代の星の知識
- シュメールの夜明け
- ナイルの谷
- ストーンヘンジ 日月計算装置
- 大いなるバビロン
- ギリシア人と東方の叡知
- ヘレニズム占星術
- ファラオの説く星界の秘密
- 共和制ローマ
- ローマ皇帝の星
- イスラーム教徒によって伝えられた学問
- ヨーロッパの中世
- 文芸復興(ルネサンス)から合理主義へ
- 十七世紀
- 復興
- ヨーロッパ以外の占星術
- もっと惑星が現れる?
- ニューエイジ
- 若干の科学的証拠
- 獣帯の理解のしかた
- ホロスコープ
- みずがめ座の時代の太陽十二宮
- 白羊宮
- 金牛宮
- 双子宮
- 巨蟹宮
- 獅子宮
- 処女宮
- 天秤宮
- 天蠍宮
- 人馬宮
- 磨羯宮
- 宝瓶宮
- 双魚宮
- 占星術と天文の事典
- 訳者あとがき