魔術師のための瞑想(メディテーション) [ 魔術師入門 ]
瞑想(メディテーション)
瞑想はヨーガなどの中で行われる修行の一つですが、魔術の修行の中にも取り入れられています。瞑想は精神をコントロールしたり心の内面を探ったりするための方法として魔術師を目指す上でも有用な修行方法だと言えます。
- 逆向き瞑想法
- 受動的瞑想法
- 能動的瞑想法
瞑想は奥が深く、慣れも必要とする部分がありますが、初心者は初期の段階では上記の三つの方法から練習を始めると良いと思います。
逆向き瞑想法
逆向き瞑想法は一日を逆に辿る瞑想法です。瞑想と呼べる程のものではないかも知れませんが、初心者でも簡単に行えるためおすすめです。
逆向き瞑想法の方法
逆向き瞑想は一日の終わり、寝る前に行います。
寝るための準備を全て終えたら床に入り横になって目を閉じます。そして心を落ち着け、その日の出来事を逆向きに...寝る前の出来事から始めて朝起きた時点までを...辿って行きます。
逆向きに辿って行く中で気になった出来事に就いては詳しく思い出すようにします。
途中で寝てしまう事もあるかも知れませんが...それはそれで良いと思います。
受動的瞑想法
受動的瞑想法は心に浮かぶ映像を眺める瞑想方法です。
受動的瞑想法の方法
座法、四泊呼吸法(プラーナ呼吸法)、弛緩(リラックス)を使って身体の準備を整えます。
目を閉じて心に浮かんで来る映像を眺めます。心に浮かんで来る映像の流れは自然に任せます。
気になる映像があれば瞑想が終わった後に(魔術日記などに)書き留めておき、「能動的瞑想」の際の題材にします。
能動的瞑想法
能動的瞑想法は瞑想対象に積極的に関わって行く瞑想方法です。
能動的瞑想法の方法
瞑想に入る前に瞑想の「お題」を決めておきます。「お題」はどのようなものでも構いませんが、最初は自分に身近なものや自分の好きなものから始めてみると良いかも知れません。
受動的瞑想法の時と同じように座法、四泊呼吸法(プラーナ呼吸法)、弛緩(リラックス)を使って身体の準備を整えます。
「お題」を心に思い浮かべて瞑想に入ります。「受動的瞑想」の時と違い「お題」を中心に「お題」やその周りを深く瞑想して行きます。
瞑想中に気になったところは瞑想が終わった後に(魔術日記などに)書き留めておきます。次回以降の瞑想の時の「お題」にします。