中央の柱(ミドル・ピラー)の訓練 [ 魔術師入門 ]

中央の柱(ミドル・ピラー)の訓練とは?

中央の柱の訓練は自分の身体に「セフィロト(生命の樹)」を重ねる訓練です。生命の樹との一体化を図る事が出来、イメージ喚起の訓練にもなります。「中央の柱」は「生命の樹」の「中央の柱(均衡の柱)」の事です。

中央の柱(ミドル・ピラー)の方法

1. 立った状態で自分の身体が「生命の樹」と一体になっているところを想像します。「生命の樹」の左右は「生命の樹」と向き合っている時とは逆、「峻厳の柱」が右腕側、「慈悲の柱」が左腕側になります。「中央の柱(均衡の柱)」は身体の中心軸と重なります。中心軸と「中央の柱」の「セフィラ」の関係は...頭上が「ケテル」、首部の下が「ダアト」、心臓が「ティファレト」、性器が「イェソド」、足部が「マルクト」になります。

2. 頭上の「ケテル」の位置に「ケテル」のイメージを喚起して「AHIH(エヘイエー)」と発音します。

3. 「ケテル」から神性が降りて来るのを想像します。神性が「ダアト」に到達したら「ダアト」のイメージを喚起して「IHVH ALHIM(ヤハウェ・エロヒム)」と発音します。

4. 「ダアト」から「ティファレト」に神性を降ろします。神性が「ティファレト」に到達したら「ティファレト」のイメージを喚起して「IHVH ALVH VDOTh(ヤハウェ・エロアー・ヴァ・ダアト」と発音します。

5. 「ティファレト」から「イェソド」に神性を降ろします。神性が「イェソド」に到達したら「イェソド」のイメージを喚起して「ShDI AL ChI(シャダイ・エル・カイ)」と発音します。

6. 「イェソド」から「マルクト」に神性を降ろします。神性が「マルクト」に到達したら「マルクト」のイメージを喚起して「ADNI HARTz(アドナイ・ハ・アレツ)」と発音します。

7. 「中央の柱(均衡の柱)」の全ての「セフィラ」が輝きを放ち、「ケテル」から「マルクト」へと尽きる事無い神性が流れ渡っているのを想像します。

8. 「ケテル」からの神性が溢れて全身を包んで行くところを想像します。

9. 「ケテル」からの神性に全身を包まれた状態で体中に漲る神聖な力を感じ取ります。

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